
芝生の管理・手入れ
芝庭は、手を抜けば、すぐに雑草が伸びたり、芝がはげたりします。日当たりや排水などの環境の他に日ごろの管理と手入れが重要です。
刈り込み
刈り込みを怠ると、葉が伸びすぎ、蒸れた状態になり、病害虫の原因にもなります。刈り込みをすると、上に伸びる生長が抑えられ、茎葉や匍匐茎が刺激され密生した芝になってきます。また、風通しや日当たりがよくなり、雑草の侵入も防げるので、芝が育つ良い環境ができます。日本芝は、1cm〜2cmぐらいの刈高がよいので、その2倍の丈になったら刈り込みをするといいでしょう。春と秋は月1、2回、成長期の7・8月には、月3、4回の刈り込みが理想です。刈るタイミングを逃して伸びすぎてしまった場合は、一度に刈らず、数回かけて徐々に低くしていきましょう。刈高を一気に落とすと、軸刈りになってしまい緑がなくなり元に戻すのに時間がかかります。
水やり
芝は、湿気がありすぎても、乾燥しすぎてもうまく育ちません。神経質になる必要はありませんが、水やりの量や時期だけは確認しておきましょう。水は地中深くまでとどくようにたっぷりと行ないます。地表がぬれる程度の水やりでは、すぐ乾燥してしまい、芝の根が深く伸びることができず、生育が悪くなってしまいます。全体的に芝の葉が巻きはじめてくると元気を失いつつあることの現われなので散水をします。夏場の水遣りは、朝夕の涼しい時間帯がいいでしょう。気温があがってからでは、芝が蒸れて傷む可能性があります。冬場は、特に必要ありませんが乾燥しているようでしたら、若干は、水を与えてもいいでしょう。
除草
雑草は、生育が早いので、見つけたらすぐに根元から完全に取り除く必要があります。こまめに芝の状況を確認し、手や道具でとりのぞくのが基本です。手で除去できない場合に限り、除草剤を使用します。除草剤には、雑草の発芽を抑える土壌処理剤と、雑草に直接散布して生育した雑草を枯らす茎葉処理剤とがあります。土壌処理剤は、すでに生育した雑草には、効果がありませんが、効果期間が長いので春と秋に散布すると茎葉処理剤よりも効果があります。
目土
目土は、芝の根や茎を発達させ、密生した芝生のつくるのに大切な作業です。目土には、排水性のよい山砂・川砂を使うといいでしょう。また、生長の悪い箇所の凹凸を修正し、刈り込みを楽にします。芝刈り、肥料とならび、非常に重要な作業といえます。目土を入れた後は、必ず散水を行ないます。
肥料
芝は、施肥→生長→刈込のサイクルができあがると雑草が生えにくくなり、密生した美しい芝生になります。チッソ・リン酸・カリウムの栄養分が大切で、チッソは、葉を緑にし、リン酸は、植物が生長する働きを助けます。カリウムは、踏みつけや擦り切れ、病害虫への抵抗力を強める効果があります。肥料は芝の成長期に施すが効果的で4月〜10月まで月1回ほど1平米20gを散布します。
サッチング・エアレーション
サッチングとは、枯れ葉や刈込後の芝カスを取り除くことで美しい芝を維持するのに重要な作業です。芝カスをそのまま放置しておくと、栄養がいかなくなり、通気性も悪く、病害虫の原因にもなります。熊手やホウキで取り除くのが基本です。エアレーションは、芝生面に穴を開けることで、地中への通気と水分の浸透を促すことと、穴に目土を入れることにより根や茎や発達させる効果があります。専用のローンスパイクという道具を使うと便利ですが、スパイクシューズ、食器のフォークでも代用できます。穴は10cm間隔で深さは5〜10cmぐらいです。
美しい芝庭をつくるには、芝がうまく生長できる環境をつくり、手間をかけて管理することが必要となります。

