
芝生の雑草と病害虫について
雑草は、芝に比べ生育が早く、放置しておくと、あっという間に増えてとりのぞくのが困難になります。雑草を見つけたらすぐに、そして完全に根から取り除くことが必要です。雑草には、おおまかにイネ科・広葉雑草、コケがあります。また、日本芝は比較的病気に強いとされています。日本芝で芝が傷んでいるのは、人為的なケースが多いです。日当たりや排水、刈り込みに気を配り病害虫のでにくい環境をつくることが大切です。
オヒシバ
夏に生える代表的な雑草で、放置しておくと高さが30cm〜60cmになる1年草です。茎や葉が丈夫で、根も太いのが特徴で、北海道以外全国で見られます。
株が大きくなると手では抜き取れないので、穂が出る前に、手で抜き取ります。次々に新たな芽がでてきますのでこまめに取り除きます。また、発芽前土壌処理剤を散布しておくといいでしょう。
カタバミ
日本全土に分布する多年草。繁殖が早く、茎は四方に伸びて、節から根を張ります。
手で完全に抜き取ります。もしくは、春から夏に葉を枯らす選択性除草剤で枯らします。
ハマスゲ
乾燥したところにもよく育つ多年草で、雑草として畑地に生えることも多い。根茎や匍匐茎を持つので引き抜きにくい上に根絶が難しい。
手で完全に除草するのは難しいと言えます。除草剤を使用しても複数回に渡り使用しないと無くなりません。発芽前土壌処理剤を散布しておくといいでしょう。
スジキリヨトウ
幼虫が葉や茎をたべます。昼間は、地中に潜み、夜に活動して害を起こします。大発生することもあり被害が拡大します。
ダイアジノン乳剤を1000倍に薄めて地中散布します。
シバツトガ
幼虫が、新芽のやわらかい部分を食べます。芝生を黄色に変色させ、枯死させます。
ダイアジノン乳剤を1000倍に薄めて散布します。シバツトガの防除は、スジキリヨトウの防除もかねます。
さび病
葉に鉄さびのような黄色い粉が斑点状に現れます。日本芝の代表的な病気で、初夏や秋に発生します。多湿や日照不足が原因。
直接、芝が枯れることはないですが、1度発病すると再発する恐れがあるため、肥料のチッソ分を控えたほうがよい。
春はげ症
3〜4月に発生します。休眠明けの時期が来ても部分的に不定形にはげたような状態になります。多湿や日照不足など、病気の起こりやすい環境が原因です。
病原菌が侵害を始める10月ごろにダコニール水和剤を800倍に薄めたものを散布します。
美しい芝庭をつくるには、芝がうまく生長できる環境をつくり、手間をかけて管理することが必要となります。

