
オーバーシード
オーバーシードとは、その名の通り、種子(シード)で冬(ウィンター)を越える(オーバー)ということです。通常は、ベースとなる暖地型芝生を植えていて、秋ごろにその芝生の上に寒地型芝生の種を蒔き、冬場は寒地型芝生で緑を保ち、春になって気温が上がると、寒地型芝生を枯らし(刈り込み)、暖地型芝生の新芽を出して、一年中緑の芝生を楽しむ方法です。
ベースとなる暖地型芝と寒地型芝の種
ベースとなる暖地型芝生には、野芝・高麗でも可能ですが、日本芝よりも繁殖力の高いティフトン芝がよく用いられます。早めの時期に西洋芝から切替えられ、西洋芝が枯れた部分にも素早く匍匐茎が伸びます。寒地型芝生の種には、夏の暑さに弱く切り替えのしやすいペレニアルライグラスなどがよく利用されます。
準備と種まき
10月頃が種まきの適期ですが、その前から準備に入ります。種をまく前にベースとなる芝生を徐々に10mmまで短くします。そのあとムラがでないように種をまき(平米40g)、目土・転圧・散水を行ないます。種まき後は、乾燥しないようにこまめに水を与えます。1〜2週間ほどで芽が出てきます。芽が出たら、45mmぐらい伸ばして、徐々に25mmぐらいに下げていきます。
越冬~初春
越冬した後は、暖地型芝生への交代準備をします。寒地型芝生の生育をおさえるため、5月頃に刈り高を一気に10mmまで下げ、暖地型芝に日があたるようにします。暖地型芝が順調に育ち出したら寒地型芝は徐々に枯れていきますので、今度は暖地型芝のために肥料を与えます。寒地型芝はすべて枯れてしまいますので、また秋が来たら種をまきなおし緑を保ちます。
美しい芝庭をつくるには、芝がうまく生長できる環境をつくり、手間をかけて管理することが必要となります。

